女子大生ココの海外旅情報

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【アメリカ】旅行中に腎盂腎炎で治療費20万円請求された話。

 

こんにちは、ココです。

 

アメリカ人のフィアンセに会いに行くために、今年の春にアメリカに旅行に行った内容を書いてきました。

 

 

cokogogoworld.hateblo.jp

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シアトルに2人で行ったり、ミネソタの寒さと戦ったり、楽しく濃い旅になったのは事実なんやけど、、、現地の病院にかかって治療費20万円請求されたことがかなり衝撃的でした。

 

今回は、どういう経緯でこんなことになってしまったか、また海外旅行保険の話をしていきまーす。

 

〜目次〜

  1. たびほに加入
  2. 治療までの経緯
  3. 治療費
  4. 反省

 

旅行前。とりあえず海外旅行保険入っとくか!

アメリカに行く2ヶ月前くらいに、インターネットで海外旅行保険に入りました。普段は入らないのですが、今回は1ヶ月半と長期で、アメリカ国内での旅の計画もあったし、冬のミネソタということでスキーもしたかったので加入。

 

私が契約したのは、「たびほ」という保険会社。自分でカバーしたい部分・保証金額を決められる、要するに自分で保険を組み立てられるので、費用も抑えることが出来たのでこちらに申し込みました。

 

普通、アメリカ旅行の海外保険は結構高いんです。アメリカの医療費が高いから、必然的に保険も高くなってしまうんですね。私は学生なので、価格をまず重視しました。そして急な病気・怪我の治療費、それによる後遺症ができた場合にお金が入るか、死んだ時にお金が入るか(スキー久々なので死を覚悟して渡米)などの必要な項目のみ選びました。そしたら約12.000円で、たびほが1番安かったんです。

 

シアトルで。なんか体がおかしいな、、。

彼と一緒に過ごすために、2〜3月にミネソタに1人で行った私。1ヶ月半くらいの滞在で、シアトルにアムトラックで旅行したり、楽しい時間を過ごしていました。

 

「あれ、なんだか変だな」と思い始めたのはシアトルにいた頃くらいから。おしっこが出にくいというか、頻繁に行きたくなるというか。おしっこの穴にも違和感を感じていたんですね。膀胱炎ってやつです。

 

小さい時はよく膀胱炎になっていて、確かアメリカ留学中も一回なって、病院に行きました。その時は血混じりの尿が出て、かなり痛かった。薬をもらって、すぐ良くなったけど、やっぱりアメリカの医療費は高いんですよ。留学生用の保険に入っていたけど、それでもお金を取られたし、そのお金が帰ってきたのも帰国後で、嫌な思いをしました。今回の膀胱炎はそんなにひどくなさそうだし、何とかなるだろうと思ってたんです。そんなこんなで、病院にかかりたくないし、放置し始めた私。ひどくないから段々とおしっこの違和感も感じなくなってきました。でも、それが悪夢の始まりだった、、、。。

 

シアトル旅行後。これはあかん、、ついに病院に。

シアトルからミネソタに帰ってきてしばらくしたら、左下腹部がすっごく痛くなってきて。熱もあるし、お医者さんである彼のママに話したら、盲腸じゃないかと言われました。盲腸って、放っておくと中でその痛いとこが爆発?するらしくて、最悪死に至る。治療方は手術する他ないらしい。アメリカで人生初の手術をするのか、、、ぞっとしたし怖かったけど、ママが病院に今すぐ行った方がいいと言って、渋々と痛いお腹を抱えながら車に乗り込みました。

 

病院について、先生と熱を測ったり、話していると、「最近、排出で異常がなかった?」と聞かれました。そこで初めて「おしっこがしにくかったりしました、、、」と言ったんです。そしたら尿検査しようかと言われ、結果は陽性。盲腸の可能性はゼロとなり、抗生物質の薬を処方してもらいました。ママからは、「菌に感染してたなんて想像もしてなかったわ、、」と言われ、心の中で「そりゃ言ってなかったもの、、ごめんよママ」と思いつつ、手術しなくて良くなった安堵感を感じながら家に帰りました。

 

これで良くなる、、はずだった。

それから、薬を4日分くらいもらって飲んでいました。「これで一安心」。そう思ってました。飲み始めはまだお腹が痛かったし、不安だったけど、そのうち効いてくると信じていたんです。

 

でも、一向に良くなる兆しはなし。むしろ日に日にひどくなっていっていくのを感じていました

 

まず、腹痛。歩くのも痛い。立ってても、座ってても、寝てても痛い。振動があるとさらに痛いんです。下腹部にずううーんて来る感じ。体を起こすのも痛いので、毎回彼に手伝ってもらってました。彼の部屋は地下にあって、トイレに行くまでに階段上ったりしないといけなくて、結構距離があるんですよ。それも相まって、トイレに行くのも嫌でした。

 

また、食欲が全くない。ママが毎晩、美味しいご飯を作ってくれるのに、喉を通らない。私のマイルールの1つに「何があっても完食する」というのがありますが、その時ばっかりは無理だった。無理に食べると出てきてしまいそうな気がして、残してしまいがちでした。ごめんママ。

 

そして、寒気。ずーっと悪寒がするんです。冬のミネソタは全てが凍りつくし、九州で生まれ育った私には我慢の出来るもんではないのは確かだけど、それはまた違う。ヒーターブランケットと毛布を重ねてもずっと震えてるんです。トイレや食事のために上の階に行くときなんてブルッブルに震える。もう震えるなんてどころじゃない、揺さぶられてるみたいな感じに激しく体全体が動いてるんです。本当に、本当に寒くて仕方がない。だから最高温度に設定して寝るんだけど、起きたら体がめちゃくちゃ濡れてて、「え、雨漏り?」と思ったら自分の汗でした。ぞっとした。

 

最後に、吐き気です。いつもじゃないけど、食後とかは吐きそうで辛かった。でも私は自他共に認める「嘔吐恐怖症」なので、吐くわけにはいかないんす。

 

腹痛、無食欲、寒気、吐き気。それが一緒になるともうテイク・ミー・トゥー・ヘブンです。(死にそうって言いたいだけ)

 

もうダメだ、、救急車?!

そんな症状が3日くらい続いて、彼に看病してもらっていたけど、毎日きつくて仕方ない。ある夜起きたら気分が最高に最悪で。げっぷしようとしたら、なんか違うモノが出てくる気がして、初めて吐こうと思いました。夜中3時くらいに、一気に階段を駆け上がり、トイレのドアも閉めずにリヴァーース。そしたら夜勤から帰ってきた彼のお兄ちゃんにバレて、看病されるハメになってもうた。フルーツとかを用意してくれた。「昨日は何食べた?」と聞かれて、「バナナ、みかん、ヨーグルトひとくち、、かな」と答えて、その時にかなりやばいということを実感しました。普段は朝っぱらからステーキ食べたいとか言う奴が、1日バナナ一本とかみかん一個は異常の規定を超えているわけです。これは病院に行かないと、、と初めて思いました。

 

朝起きると、症状はまた悪化していました。リビングにイヤイヤ行くと、体の震えが最上級に。あまりにひどいので、彼のパパは「救急車呼ぶ?」と冗談かなんか知らんが行ってきて、でもそんなことしたらお金がバカにならん!!と思って弱々しく断りました。

 

結局ママ彼と車ですぐに病院に行くことになり、彼にほとんど抱えてもらいながら診察室へ向かいました。そしたら、「今すぐに救急病棟に行ってください」と言われ、彼と車で救急治療室に入りました。どうなるのか怖くてたまらなかった。

 

kidney が infection してる?!

その時の意識は朦朧としていてよく覚えてないのですが、「Kidney」「Infection=感染」というワードが聞こえてきて、「どゆことどゆこと キドニーて何 通訳して」と脳内はパニック。先生が部屋から出た時に彼に話を分かりやすくしてもらいました。

 

彼の話によると、膀胱炎の菌が腎臓まで行ってしまい、血液に菌が入ってしまったらしい。この時に病名は知らなかったけど、腎臓まで感染してしまうことを「腎盂腎炎」というそうです。まず点滴で治療を始めるとのこと。その時は「そっか」と思ってたけど、次の彼の言葉に「嘘やろ」と恐怖と衝撃を感じました。

 

「もしこれで良くならなかったら、全身の血を入れ替えないといけないかもしれないって」

 

実はその日、日本帰国3日前。もしそんなことになったら大ごとな治療になるし、入院しないといけない(何百万円?)。飛行機に間に合う可能性は無に近い。そしたら新しい航空券の予約(20万円?)。学校も1週間後には始まる。保険の申し込みをした時は、まさかこんなことになるとは思わなかったので、何をどれくらいまでカバーしてもらえるか思い出せない、、。

 

しかも全身の血液を交換、って、、。生まれて大きな病気にかかったことがなかった私。手術の経験もないので、もう自分は死ぬのかと本気で思ってました笑

 

頭真っ白になりつつ、キツさはマックスなので考えるのはそこでやめました。

 

しばらくして、点滴の投与が開始。合計2個の点滴です(種類は忘れた)。

 

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まだ死んでる頃の私。点滴中〜。

 

2個終えるのに結構時間がかかった気がします。でも、時間が経つうちに「あれ?」と。楽になってきた、、!そこからはあっという間でした。さっきのあの死にそうなほどの辛さはどこにいった、、?ナースに「アイスクリームあるけど食べる〜?」って聞かれて、ちびちび食べれるくらい。点滴が終わって先生が来て、かなり気分が良くなったと伝えると、自分のペースで出て行っていいだと。

 

あまりにも急に回復し、ピリピリしていた心が体についていけない不思議な感じでした。それからはぐんぐん元気になり、ご飯も普通に食べられるくらいになって日本に帰りました。

 

衝撃の治療費

高くなるだろうとは思ってたけど、想像以上に高かった!日本に帰ってから請求書が彼の家に届くようになり、書類をスキャンして送ってくれました。が、毎回請求書を見る度に「ッエッー?!」と衝撃を受けていました。

 

処方された薬、診察代、点滴代、救急治療費を全て合計すると、21万円。お金が返ってくるのは分かってるけど、請求書に目を通してはドッキドキしてました。

 

今回の反省

とにかく、最初の時点で我慢したことが何よりもダメでした。保険に入ってるんだから、特に膀胱炎など放置しておけない病気にかかったらすぐに病院に行くべきでした。みなさんも気をつけてください、、。

 

でもラッキーな方だったと思います。無事に帰国できたし、治療もあっという間に終わったし。最悪の場合、私きっと死んでましたからね。

 

保険にも入ってたし、、と言いたいところですが、うーむ。たびほとのやりとりはなかなか難しい場面もありました。お金ちゃんと返ってきたしよかったんだけどね。

 

次回では、海外保険「たびほ」を利用しての感想について書いていきます。

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