【シアトル】アンティークや古着の街!シアトルでオススメのショップ
こんにちは、ココです。
前回のブログでは、アムトラックでミネソタからシアトルまで行った感想を書きましたが、今回はメインであるシアトルでの旅行について!
私は古着やヴィンテージ小物などが大好きなのですが、まさかシアトルにステキなお店がこんなにあるとは想像もしてなかった!
今回は、シアトルで出会ったイケてる古着やさんや、アンティークショップを紹介します!
The Pretty Parlors
まず最初は、プリティー・パーラーズ。この名前の意味は、「綺麗な客間」。確かに、内装にはとてもこだわれていて、見てるだけでも楽しくなっちゃうような、ラブリーな空間です。
プリティー・パーラーズの魅力は何と言っても、そのガーリーさ。「こんな服、昔の映画の女優さんが来てそう!」と思わせるような、欧米の古き良きファッションであふれています。
可愛いもの好きの女の子向けのセレクションになってますね。
アジアっぽい傘や提灯が可愛い!
また、写真からも分かるように、ちょっとアジアンテイストな装飾も個人的にはツボでした。日本の着物や、チャイナドレスなんかもあったりして、こんなところで会うなんて!というアイテムも。
気になるお値段ですが、ドレス(ワンピース)なら15ドル〜100ドル+ くらい。私が行った時はセール品のコーナーも結構大きくて、お手頃で可愛いドレスがいっぱいありました。チビなココはなかなかサイズが合うものがなくて、残念ながら購入することはできませんでしたが、ホンットに見てるだけでも女子力が上がりそうなキュートなお洋服を見ることが出来てハッピー。
ヴィンテージってハードルが高いデザインが多いですが、プリティー・パーラーズにはリゾートで来たい!と思わせるような花柄のカジュアルなアイテムなども揃っていて、着やすそうな洋服を沢山見ました。セール品以外なら、色んなサイズが用意されていることもポイントです!
the Pretty Parlors
Seattle Aniques Market
ここはとにかくデカイ!1つのお店がデッカい倉庫みたいになってます(たぶん元倉庫)。古着も取り扱ってますが、雑貨・家具をメインに営業されています。そしてその品揃えの量が半端じゃないんです。日本にも地方の古雑貨屋さんに行くと、大きいお店があることがありますが、アメリカの都市部でこんなに見応えがあるお店は初めて見ました。
立地ですが、シアトル水族館、シアトル大観覧車などからもほど近く、街の中心部にあるので行きやすい。なので私は2回くらい行きました。
コカ・コーラの時計。Coca-Cola Journey によると、コカ・コーラの時計は1890年代に製造が始まり、当時高価だった時計を広告として配りまくったという。コレクターの間で人気が高まったのは80年代。有名デザイナーが手がけたものは25.000ドルで売れた記録もあるんだとか。
ここの店はどっちかって言うと大人向けですね。古いもの好きのお洒落な若者にも受けそうな感じ。タイプライター、黒電話ならぬ赤電話、ネオンサイン、古い各州のナンバープレート、フィルムカメラ、ランプシェード、LIFEの古雑誌、ヴィンテージの自転車、、、、古いものなら何でもあります。アンティークマーケットという名前にも頷けます。
こんな可愛いドレスもディスプレイされていました。120ドルくらいだったかな。
ランプシェードが素敵だったけど、持って帰られないよなあ。
このごちゃごちゃした感じがたまらん。
2個セットのピアスを買いました。3ドル。
価格も幅広く、その価値を評価しつつ、お客に対する優しさが感じられました。シアトルに行ったら是非見てほしいです。
Seattle Antiques Market
Diva Dollz
こちらは女の子向けです!プリティーパーラーズよりもっとドレッシーな感じで、オシャレな衣装屋さんみたいな雰囲気でした。先ほどの、シアトル アンティーク マーケットから徒歩15分の所にあって、同じく街中にあるので行きやすい立地になってます。
パーティードレスや、ハイヒールの取り扱いが多いです。値段は結構高くて、「古くて可愛いものを、安く買う」がモットーなココには手が届きそうにありませんでした。でも本当に本物のヴィンテージを扱ってるみたいです。だからこそ貴重なのでその値段になってるんでしょうねえ。
セクシーなランジェリーやタイツは10ドルくらいのもあって可愛かった!お店にあるものはどれも可愛くて、ディスプレイも綺麗なので、見るだけでも楽しい。
あと、その時働いていたお姉さんがとっても美人で話しやすかったな。私たちはリュックでぶらぶらしてたのですが、店が狭いからリュックをぶつけたら危ないので、預かっとくわって言われて、レジのとこに置かれました。ちょっと「ん?」と思ったけど、何も取られたりはしなかったです。不安な方は小さめのバッグで来たり、連れがいたら外で荷物を持たせておくとかするといいかもしれませんね。
Diva Dollz
Bon Voyage Vintage
ボン・ボヤージ・ヴィンテージはもっぱら古着の取り扱いが多いです。魅力は何と言っても、そのリーズナブルなお値段!トップスがだいたい12〜20ドルくらい。私が目につけた Members Only のジャケットも驚きの17ドル。チビの私ですが今回は小さすぎて諦めたけど、あああやっぱ買っとけばよかった。
メンズ・ウィメンズ両方ともありますが、メンズはジャケットが多かった気がします。アイテムは若者向け。日本でも着れそうな、古着女子・男子っぽい洋服が沢山です。
男子も楽しめそうなお店です。
ボン・ボヤージ・ヴィンテージは、先程紹介したディーバ・ドールからなんと徒歩5分。ダウンタウンの古い町並みを楽しみつつ、ハシゴするのがオススメです。
Bon Voyage Vitage
まとめ:行きたいお店はありましたか?
今回は、シアトルで見つけたオシャレなヴィンテージショップをご紹介しました。
どれも近くにあるので、シアトルの中心部を訪れることがあったら、立ち寄ってみると楽しいかもしれません。
また、私のインスタグラム👇にシアトルで撮った写真を沢山載せているので、良かったらチェック&フォローしていただけると幸いでございます!
【アムトラック】アメリカの電車でシアトルに行ってきた。感想と楽しむコツ!
こんにちは、ココです。
前回のブログでは、ミネソタについて紹介しました。
ミネソタまで飛んで、彼に会いに行った訳ですが、2月の超絶寒いミネソタから逃げようと彼氏と話し合った結果、
アムトラックでシアトルまで行っちゃおう!!
ということになりました。
それはそれは楽しく、時にちょっと大変な旅でした。初めての2人でのアメリカ国内旅行。
今回はアムトラックについて紹介します。
「ロードトリップするより、アムトラック使いなよ」
もともと、私がミネソタに来たら、2週間ほどの車でのカリフォルニア旅行を計画していた私たち。
つまり、ミネソタからカリまでドライブしようぜ、という大胆な計画でした。
彼の家族のところで、ディナーの場でその計画についてわくわくで話していたのですが、彼のパパ(昔やんちゃやってた風)が怪訝そうな顔で話し始めました。
パパ:この外の雪が見えんのか?こんな中それほどの距離を運転なんて出来るもんじゃない。
彼:でもミネソタを一旦出たら、雪もマシになんじゃ、、
パパ:チョ待ちな。アメリカ全体で大雪が降ってんだよ。どこに行っても雪だらけだろーが。カリフォルニアでも雪降ってんだよ。第一な、大雪の中車が壊れたらどーすんだよ。周りには誰もいないかもしれん。夜かもしれん。凍え死にてえのか。車の修理代もバカにならん。行くなら飛行機で行け。
ココ&彼:うっ、、、
彼:でもそれじゃつまんないじゃん。もっとなんか変わったことしたいんだよ。
パパ:アムトラック。アムトラックだ。1日か2日で着くし、安いし、運転の不安もない。シアトルまでのアムトラックの景色がすげえらしいぞ。とりあえずネットで見てみろ。
カリに行くの楽しみにしてたのに、、と少ししょんぼりしたのもつかの間、パパの説得力ありありの話でさっそく調べてみることに。
Amtrak アムトラックって何ぞ?
アムトラックとは、アメリカ全土を走る旅客鉄道です。アラスカ、サウスダコタ、ワイオミング、ハワイの4州を除く、全州に駅があります。
窓からの景色。電車がちょこっと見えます。
アムトラックという名前ですが、「アメリカ」+「トラック」をもじったらしい。アメリカはデッカい国なので、長距離の移動は飛行機が主流の中、時間のある貧乏旅行者にとっては嬉しいサービス。
客席はランク分けされていて、値段も違います。1番安いところだと飛行機の中みたいな感じ。他にもベッドとトイレ付きの部屋もあったりします。一度は利用してみたいですね。
詳しいことはこちらのサイトが見やすいです。
今回予約したのは Empire Builder 🚞
アムトラックにも日本の新幹線みたいに、列車によって名前が決まっています。
シカゴからポートランドを行く、エンパイアビルダー号でミネソタからシアトルに行くことに。
計40時間ほどの移動になりますが、、まあそれは後で考えよう。笑
気になるお値段ですが、4日後に出発する往復チケットを公式サイトで購入し、1人あたり350ドルくらい。飛行機の価格も調べたら、飛行機の方が数百円安いくらいだったので、アムトラックを選びました。
もしもっと早くに予約していたら、アムトラックの方が断然安くなります。出発の少なくとも2週間前にブックしたら、20〜25%安くなるそうです。
では、ここからは実際に乗った感想を紹介して行きマッス。
乗りごごち ★★★☆☆
私たちは、アムトラックの席の中でも1番安いのを選んだのですが、飛行機のプレミアムエコノミーくらいの広さで、なかなか快適でした。結構リクライニングするし、脚も伸ばせます(私みたいなチビなら。彼はちょっとキツそうだった)。
休憩 ★★★★☆
飛行機でも電車でも、長時間座りっぱなしはきついです。でもアムトラックでは色んな所に停まるので、数時間に1回は外に出て、伸びをしたり、空気を吸ったりできます。絶対来ることもないような街の景色をプラットホームから見るのも、私にとっては新鮮で嬉しかったです。
静かさ ★★☆☆☆
うーん、うるさい人いたなあ。子どもがうるさくしてるのはまあしょうがない。でも家族での利用者が盛り上がっちゃってワーワー話してたり、電話で大声で話す人がいたりして「ウルセエ」と感じた瞬間がありました。日本と違って、「車内での通話はご遠慮ください、、」なんていう概念はないんですよね、外国には。ま、めっちゃ電話で怒ってる黒人女性がいたり、なかなか楽しませてもいただきましたが。
空調 ★☆☆☆☆
その時は3月で寒かったからかもしれないけど、基本ずっと寒かった。私たちは毛布とか持ってきてなくて、上着だけしかなかったので、周りの毛布に包まってる人を見ては「あれ、絶対必要だわ」と思ってました。とにかくあったかい風がどこからか吹いてる気配がない。夏場は夏場で冷房が効き過ぎそうな感じだったし。
食事 ★★☆☆☆
アムトラックにはレストラン的なところと売店があります。私は電車が動いてる中散策するのが嫌だったので見に行かなかったけど、見に行った彼が言うには「結構高い」ということです。サンドイッチランチが10ドル以上だったそう。まあ、車内販売っていうのは高いものなんでしょうが、節約旅行者には優しくないですね。でも御飯時になると美味しそうなガーリックのいい香りがしてきたり、みんな何か買いに行ってたり、味は良さそうでした。
値段 ★★★★☆
チケットの値段自体にはとても満足でした。急な予約にも関わらず、リーズナブルな価格で買えたのが良かった。もちろん長時間の移動がキツイなあと思った時もあったけど、私たちがしたかった「変わった旅」「いつもとは違う旅」をいい価格で叶えてくれたので、アムトラックに感謝。でも、もっと早く予約すれば良かったと言う個人的な残念さを込めて、星4つ。
サービス ★★★☆☆
食事処はもちろん、ウォーターサーバーやゴミ箱もあったけど、私が一番いいなと思ったサービスは、自分が降りる所に着く10分前に、客室係が「次やけんねー」と知らせに来てくれること。だから安心して寝ていられるし、降り逃すこともない。また、アムトラック専用のアプリで、位置情報や進行状況を確認できたり、チケットの管理ができたり、便利でした。
清潔 ★★★☆☆
トイレは1車両に必ずついていたみたいだし、数も私が乗っていたところには5つくらいあったので、飛行機の中みたいに争奪戦にならずに済みました。清潔度は飛行機の中とそんなに変わらなかった。みんながいっぺんに使うので多少は汚いけど、消臭スプレーや紙コップがあったし、それなりに便利でした。客席の辺りもちゃんと綺麗にされてたし、不快な気分になることは一度もありませんでした。
時間の正確さ ★☆☆☆☆
アムトラックを利用する際は、多少の遅れは覚悟の上利用します。行きは30分くらい、帰りは1時間くらい遅れて電車が来ました。ひどい時だと、本当に何時間も遅れたりするみたいです。だから、大事な予定がある時はアムトラックはやめた方が安全かと。
景色 ★★★★★
40時間も電車の中であ〜キツイ!降りたい!と思ったりもしたけど、その素晴らしい景色を見る度に2人で「ホントこれで正解だったね」とつぶやいていました。それくらい、時間の長さなんて気にならないくらい、息を飲むような自然を見ることができました。
彼が「ちょ、後ろまで行ってくるわ」って撮ってきた写真。
自分の中でもお気に入りのやつ
特に、モンタナ州を過ぎる時に Gracier National Park の一部を窓から見ることできるのですが、そこの山脈の雪景色がとっても綺麗でした。写真を撮る暇ももったいないくらいでした。これも電車からだからこそ見れた景色。もしそこまで行こうっちゃ、登山でもしないといけないんじゃないかな。それもそれでいい旅になるだろうけど、そこまでの危険リスクを背負わなくてもいい景色を見れるのが、列車の旅です。
総合点 ★★★★☆
アムトラックを利用しての総合点は星4つ!
ミネソタからシアトルまではちょっと長すぎたよね、特に帰りがちょっとつらかったなあ、というのが2人の感想です。全く同じ景色だし、ちょっと飽きたんです。笑 でも、安いし、結構快適だし、絶対またアムトラックでどこかに旅したいです。季節によって違う景色を見れるし、色んな所に路線があるので、今度は海沿いも見てみたいな、とか思ってます。今度は東の方に行きたいな。ニューヨークを目指したい。
また、私が感じたことは、飛行機で短時間で旅行ができるようになったこの便利な世の中だからこそ、時間をかけて目的地に行くことは素敵だ、ということ。この旅行のことを思い出すと、電車の中での色んなことが頭の中に蘇ってきます。電車の中で食べたピカンパイの美味しさ。彼とイヤホンをシェアしながら見続けたワンピースのアニメ。喧嘩して、色んなこと言いたいのに、周りの人がいるからヒソヒソ声で揉めたもどかしさ。シアトルから帰る時に予定時間が大幅に遅れて、その時に駅で知り合ったおじいさんとの会話。外をぼーっと見てたら、鹿が電車と一緒に走ってるのを見たり。子馬の群れが駆けていたり。忘れられないことでいっぱいの旅になりました。
私はここ数年、乗合バスでアジアからイギリスまで旅した実体験が書かれた「深夜特急」を書いた沢木耕太郎さんの本を読んでいます。そして彼の著書である「旅する力」にも、最近の人たちの旅のあり方に対して、このように語っていました。
旅の目的が単に「行く」ことだけになってしまっているのではないかということです。大事なのは「行く」過程で、何を「感じ」られたかということであるはずだからです。目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降り注いでいる光を、そして行き交う人をどう感受できたかということの方がはるかに大切なのです。
-「旅する力」沢木耕太郎
飛行機で目的地までぶっ飛ぶのは便利ですが、その過程の中で感じたことが忘れられない旅を作るのだと思います。
アムトラックを楽しむコツ
では、私の今回の旅を通して、「これは必要だな」と思ったことがいくつかあったので、ちょっとしたコツをお伝えします。
- 毛布と枕を持参する
長距離の場合、これは絶対にあった方がいいですね。快適に過ごせるかで旅はかなり違ってきます。私はネックピローは持ってきていたのですが、腰の後ろに置いたりもできて重宝しました。
- 暇つぶしになるものを用意する
アムトラックの中には、WiFiも、座席に映画などのエンターテイメントもありません(コンセントはあります)。なので、ケータイやタブレットに映画などをあらかじめダウンロードしたり、本や雑誌、ゲームを持ってきたりして、「やべ、なんもすることねえ」という状況にならないようにしたらいいですね。
- 食べ物をちゃんと持ってくる
アムトラックの車内販売は安くはないです。短距離の場合はそこまで心配しなくてもいいかもしれないけど、1日以上かかる長距離移動の場合、買い出しをしてから電車に乗り込む!果物やカロリーメイトとかソイジョイみたいなお菓子を持っていったらいいです(英語ではそういうお菓子をバーといいます)。私たちはシアトルから帰る時にスーパーで沢山買い占めすぎましたが、足りないより良かったかな。
- 目当ての景色があったら、、
私たちは今回、先ほどの Gracier National Park を見たかったので、「そこを通過する時間帯は夜ではないか」ということを気にしながら予約しました。結局遅れたりしたら見れないこともあるかと思いますが、「ここを通るなら、是非見てみたい!」というところがあったら、明るい日中を選ぶと、景色を見られる確率が上がるかもしれません。
こんな人にオススメ
アムトラックの利用には、こんな人が向いているんじゃないかと思います。
- 急いでいない人
- 色んな州を見たい人
- 予算が限られてる人
- ちょっと変わった方法で旅をしたい人
- 快適な場所から大自然を見たい人
遅れることが当たり前なので、時間余裕があるとこが第一。また、写真好きな人もいいかもしれません。写真が趣味である私の彼は、楽しそうに窓から見える色んなものを撮ってました。
アムトラックに乗って旅行しよう
さて、アムトラックに乗った感想を書いてみましたが、どうでしたか?興味があったら是非、短距離でも利用して見ることをオススメします!
アムトラックでの移動も楽しかったけど、私たちの目的地はシアトル!!
海のある都会、シアトルでも色んなものを見てきました。
古着巡りや初めての民宿アプリ、ちょっとしたトラブルに巻き込まれそうになったり?!
次回のブログからは、シアトルについて話して行きます!
【ミネソタ】アメリカ人の恋人に今年も会いに行ってきた。ミネソタってどんなところ?
こんにちは、ココです。
突然ですが、私はかれこれ2年間付き合っている、アメリカ人の彼氏がいます。
高校の時のアメリカ留学中に付き合い始めた彼ですが、日本に帰ってきてからずっと遠距離でやってきました。長期の休暇があるたびに、お互いアメリカと日本を行ったり来たりしてます。
で、今年の春休み(2019年 2月〜3月)に彼の住む、ミネソタ州に行って来ました。
今回はその旅ルポを書いてみます!
冬のミネソタは思ったより・・!
アメリカと日本で超遠距離恋愛をしているわけですが、去年の夏に会って以来。ミネアポリス空港に着いて、私は驚きました。
彼の家のポーチのとこ。こんもり可愛く積もってますが、尋常じゃないくらい寒い。
ゆ!き!雪が凄かった。2月も後半でしたが、いやはや、あんなに積もっているのを見たのは初めて。冬のミネソタは留学中以来経験してなかったけど、よく自分は何ヶ月も耐えたなあと思いましたね。
でも、周りに話を聞くと、こんなに寒くて、大雪が降り続ける冬は、何十年ぶりだとか。南極か北極かどっちか忘れたけど、それより低い気温が観測されたらしい。その寒波が凄まじいので、世界的なニュースにもなってたみたいです。
この時期にミネアポリス行きの航空券を購入したのは初めてだったけど、なんか異常に安いと思ったんだよ。1ヶ月の滞在で、10万円くらいでした。夏場は20万くらいが相場です。この寒さのせいで、2月にミネソタに来る人は少ないから安いんじゃないかな。
人に言うと、必ず言われる。「何でミネソタなんかに行くの?!」
長期の休みの前に、どこ行くんーとか聞いたりするじゃないですか。外国人の友達にミネソタに行くよーって言ったら必ずと言っていい程、「何でそんなとこに行くん!」とびっくりされます。
つまりですね、ミネソタはかなりマイナーな場所だと言うこと。
実際、私も留学先が振り当てられて、書類とかが家に届いた時、「え、ミネソタ、、、?聞いたことはあるけど、どこにあるの、、」という状況でしたもん。
ミネソタの首都、ミネアポリスといえば、ビジネスとしては結構盛んな都市の仲間に入ります。空港も大きくて、色んなところから乗り換えのために来る人がいます。
でも日本の若い女の子が、しかも1人で行くには謎すぎるくらい何もない州、というイメージが強いみたいです。その上、こんな寒い時期にですからね。
何しに行くのかと聞かれたら、「恋人に会いに行く」という理由しかないし、ミネソタに好んで行く人はなかなかいないかもしれません。
実際、ミネソタってどんな所?
ミネソタについて知っていることはあまりないと思うので、少しミネソタについて。
冬は、ご存知の通り、本当に寒い。今年は−45度とか結構頻繁だったみたいです。
私は高校留学中、スキークラブに所属していました。−24度の中でスキーをしていた日もあったけど、それでもすごく寒かったですもん。年々寒さが増してる気がしますね。
で何が最悪って、夏は比較的過ごしやすいんじゃないかと思うでしょ。いやいや、ミネソタの夏はかなり暑い。日本ほど蒸し蒸しはしてないけど、日差しは強いし、気温も日本よりより高い日さえもあります。何つったって、蚊が半端ない。
ミネソタの蚊の何がすごいって、まずそのエグいくらいのデカさ。軽く日本の標準サイズの2.5倍はある。冗談じゃないですよ。私は日本でも人と比べて刺されやすい体質なんですが、そんな私が夏のミネソタに行くと格好のカモです。
しかも、めっっっっちゃくちゃ痒い!!!大袈裟じゃない。日本の蚊でも痒いですよ、でも搔かなくても我慢できます。でもミネソタ版の虫刺されは、何しても痒い。冷やしてもあっためても、つねっても、何もしなくても。だから掻くしかないんです。今でも掻きむしった痕が足に何個か残ってます。
アメリカでは各州に、その州を代表する鳥が決められているのですが、「ミネソタの鳥はモスキート」というジョークがあるくらい、ミネソタには凶暴な蚊がいます。
ミネソタは観光客向けの場所ではないです。世界遺産もないし、公共交通機関がある街のエリア(ミネアポリスやセントポール)はそんなに広くもなければ賑わってもない。
1つ、有名な Mall of America というアメリカで1番目に大きいショッピングモールが、ミネアポリス国際空港の近くにあります。ミネソタ州では、衣類に税金がかからないので、それを目当てにミネソタに来る人も多いそう。
こちらはミネアポリスにある、市役所前。たまにこんな風に味がある昔ながらの建物を見ることができます。
また、ミネアポリスなどを中心に、モン族(ラオス系中心移民)のコミュニティが世界最大の大きさということで知られています。私の通っていた高校も、モン族にルーツを持つ生徒が何人かいました。
田舎の方では白人の人口が90%以上を占める所がほとんどですが、都市の方では黒人も多く在住していて、かなり多民族的な雰囲気があります。
ミネソタ生まれ・育ちの彼氏に聞いた、ミネソタのリアルな事情
福岡の都会で、海の側で育った私にとっちゃ、田舎で大好きな海がないミネソタの良さなんて分からない。では実際ミネソタの田舎に住んでいる彼はどう感じているのか、聞いてみました。
- 治安がいい
- 空気が綺麗
- 安い
- 車に関する法律が厳しくない
ミネソタは本当に治安がいいみたいです。ミネアポリスも都市にしてはホームレスも少ないし、田舎の方に行けば、家にいちいち鍵をかける人もあんまりいません。
そしてミネソタはとってもクリーンです。空気も綺麗だし、日本みたいにゴミが道路などに落ちてません。また、安い。食料、ガソリン、車、家も土地も比較的安いみたいです。
また、車好きには天国らしいです。彼はクラシックカーとかが大好きなんですが、日本で古い車を乗ろうっちゃ税金が馬鹿にならんらしい。でもミネソタでは何でも乗れる。それに加えてガソリンも車も安いので、車を楽しむにはいい州なんだそう。
ではミネソタの悪いところは?と聞くと、
「マジで気候とモスキートくらいだよ。あとは道が悪くてボコボコしてる所があるくらいかな」
だそーです。ミネソタの人も、その寒さと暑さにはゲンナリするみたいですね。でもウィンタースポーツは盛んだし、ミネソタは湖が多い州として有名なので、夏も近くの湖で泳いだり、水上バイクを走らせたりも出来て楽しいらしいです。
ココは寒いの嫌いだし、蚊の餌食になりやすいので、「なんだここは!最悪だ!」と思ってたけど、いいところもあると気づかせれました。
車があれば、ミネソタは一段と楽しくなる!
ミネアポリスはどちらかと言うとビジネスの街なので、観光客にとって魅力的な部分は少ない。
でも、レンタカーでもして車をゲットすることが出来たら、ミネソタをもっと満喫できるんです!
私がオススメする、2つの街を紹介します。
Duluth ダルース
五大湖の1つである、スーペリア湖の最西端、ミネソタの北東部にダルースという街があります。
ここは多分、Duluth からもっと北のほうにある、Temperance River State Park で撮った写真。
私が留学していた時に、ホストファミリーが連れて行ってくれたのですが、ミネアポリスからだと車で4時間弱くらい。アメリカのロードトリップにはちょうどいいくらいの距離かも。
ミネソタでも北のほうに位置しているので、冬季はかなり冷え込みます。スキーも有名で、結構急斜面になっているので上級者には楽しいコースがあるはず。私が訪れたのは、10月初旬で、紅葉も気温も天気も素晴らしかったです。セーター1枚で充分でした。
ダルースからさらに、湖にそってさらに1〜2時間北上していくと、自然公園や灯台、ステキなレストランやホテルなどがあります。ゆっくりとアメリカの田舎を楽しみたい上級者にオススメです。
Stillwater スティルウォーター
もっとミネアポリスから近いところで、綺麗な街を見たい!という方は、スティルウォーターがオススメ。
スティルウォーターはミネアポリスから東に30分くらい行った所にある、ちょうどウィスコンシン州の州境にある街です。St. Croix River の向こう側にウィスコンシンが見えます。
この街はダウンタウンがとっても可愛くて、美味しいローカルなレストランやアンティークショップが立ち並んでいて、オシャレな雰囲気です。
また、テディーベアー公園やワイナリーも有名で、徒歩で歩いて回るのにも面白いです。
夜のダウンタウンエリア。美味しいピザ屋さんの前でぱしゃり。
私が行った時は2月のまだ雪が残る寒い日、しかも夜でした。何でかって?スティルウォーターは、Ice castles (氷の城)で有名なんです。
これはそのほんの一部分。こんな感じで、ライトアップされてます。
城といってもお城の形をしているというより、洞窟みたいな感じが近いです。この期間中は車で本当に沢山の人が訪れます。駐車スペースを探すのに苦労してたのを覚えてます。この城以外にも、その年は火を使ったパフォーマンスがあったりしました。
ダルースとスティルウォーターを紹介しましたが、他にも少し足を伸ばせば綺麗な所は結構あります。ミネソタに来たら、ミネアポリスだけでなく、他の街も見て回るのがオススメです。
ミネソタでは何をしてるの?
彼氏がいなかったら、絶対ミネソタに行くこともなかったでしょうが、そんな場所で1ヶ月もココは何をしているんでしょうか。
ミネアポリスから小1時間ほど車で行ったところにある、小さな町で留学生をしていたのですが、そこの留学先の高校に通っていた時に彼と出会いました。
彼もそこの町出身で、私がアメリカに帰った時は、彼の実家で暮らしてます。ご両親ともとてもよくしてくれて、あなたは家族同然だから困ったことがあったら何でも言いなさい、といつも言ってくれます。(涙)
その町で、車の中から撮った写真。今年はいつもにも増して大雪だった。
彼の家に泊まるということは、ホテル代も食費も浮いちゃうんですよ。申し訳ないなと思いつつ、反対に彼が日本に来た時は私の実家に泊まるのでそこは協力体制ってことで、甘えさせてもらってます。
マイナーで、極寒のミネソタ、しかも田舎町で一体何をしているかと言うと、大体以下のことに絞られます。
- ショッピング
- 映画
- ドライブ
- スキー
彼が車好きで、もちろん自分の車も持っているので、ドライブしてショッピングに行ったり、映画を観に行ったりします。アメリカらしくも何ともないですが、これが暖かい時期だと、ホストファミリーの家で薪をしたり、湖でカヤックをしたり、アウトドアも楽しめます。
今回の旅では、留学以来初めてのスキーに行ってきました。
彼は小さい時に1回だけスキーの経験があるだけ。でも上手に滑れててムカついた。
留学中にスキーをしたきっかけは友達の誘いでした。ココはそれまで運動部には入ったことがなく、クラブ活動も何しよう、、と迷っていたのですが、仲良しのオランダ人留学生が未経験だけどやってみるということなので、私も便乗して参加しました。
スキーやスケートもそうだけど、初めての時は本当に慣れないんですよね。初めてのクラブの日、スキーを装着するだけでも一苦労で、やっと取り付けることが出来たと思ったら、勝手にどんどん進んでいって、友達に突っ込んで行ったり。その日は30回はこけて、本当にあざだらけになりました。
でも3か月のクラブ期間が終わる頃には、小さなジャンプくらいは出来るようになって、初心者マークは自分では外れたかと思ってました。
彼にスキーを教えるのを楽しみにしてたのに、何ですかね、ミネソタンの血が騒いだのか、私とそんなに変わらないくらいのレベルでした。くそ。
それはともかく、ミネソタには雪が大量にあるので、冬にもーしーも来ることがあったらウィンターアクティビティを楽しむのもアリです。
やっぱすることないから、どっか行こう。
1ヶ月の旅程。ミネソタにそんなにいてられないんですよね、しかもこんなに雪が降ってちゃあ、どっか行くにも行けない日がある。ここから抜け出さなくては。
もともとは、この旅行中に、カリフォルニアまでロードトリップしよう!と計画をしてました。
でも、今年は雪が多すぎるし、車でそんなに長距離を運転するのは結構危ない。仮にカリについても、この時期はどこも寒い。という話を、彼のお父さんからされて、私と彼はチーーーンと落ち込んでしまいました。
さて、どうしようか。また計画を立て直さなくては、、さもなければ、1ヶ月家の中にこもって終わりです。
ということである旅行を急遽決めたわけですが、この話は次のブログで。
【はじめまして】14カ国旅した女子大生ココが旅ブログ始めます
こんにちは!ココと申します。
わたくし、こちらでブログをやっていたものでございます。
要するにアメリカ高校留学中の出来事だったり、それから学んだことだったりを書いています。
ですがよ、私、もう大学生も2年目となりまして、おいあんたいつまで高校のこと書いてんの状態でございます。
最初こそ勉強そっちのけで夢中になってやってましたが、もう結構書き尽くしてしまった模様であります。
ということで、ついに、旅行について書いていこうと。
(ついにって言うのは、もともと旅行系サイトでライターの仕事をしたいと思ってたんです。でもとあるサイトの募集要項で「ブロガーの経験あり」っていうのを見て、はてなブログにページを作ったんです。その時は留学後でそのことにも書きたかったので、まず留学ブログを始めました。んで思ったより楽しくなっちゃって、気づいたら1年以上更新を続けていました。)
何で旅ブログ?
なぜ旅行かと言うと、母や祖母からの影響だと思います。
私が子どもの頃から海外によく連れて行ってくれていたせいか、海外や旅行のことばかりを考えて生きてきました。
特におばあちゃんは普通のお年寄りにしちゃあ、かなりの海外通で、若い時から今まで沢山の国を旅してきた、超かっこいいばあちゃんなんです。最近ではビルボードにランクインされた曲も、私より知ってるし、おっしゃれな Khalid なんか聞いちゃったり。71歳よ。可愛いでしょ。
私のママもそんなおばあちゃんの影響を受けてなのか、洋楽を聴いて育ったので、私も小さい時から洋楽を聴いてきました。今では旅行の友として、一緒に色んな国に行ってます。
そんなチビココは、物ごごろもついた時から、ビートルズのイエローサブマリンのPV(知ってる人は分かるけど、あれ見てたらダイブ変な気分になります)が気に入ったそうで、繰り返し見ていたのを覚えています。
日本で、日本人の家族と、日本語を話して暮らしてきた、どこにでもいるような子どもでしたが、家族の趣向のせいで海外は割と近くに感じながら生きてきた、という感じです。
ココの初海外
初めての海外は、小学校6年の時。韓国・ソウルでした。
おばあちゃん、姉、私の3人での旅でした。その頃は3人とも韓流・K-pop にゾッコンでして、かなりテンションが上がっていたのを覚えています。街中で見る、東方神起や Big Bang のポスターなんかを見てはお姉ちゃんと騒いでいました。
飛行機には東京に行く際に何度も乗ったことがあったし、私の住む九州からソウルは東京までとそんなに変わらないので、楽しみではあったけど、最初はそんなに新鮮な気持ちでもなかった。
でも、降り立って韓国語のサインを見たり、韓国人のガイドさんがホテルに行く途中の車の中で、片言の日本語で色々話していたり、そういうのを見ると「自分は日本にいないんだ」「本当に韓国に来たんだ」と胸がいっぱいでした。東方神起が好きすぎて、ハングルや簡単な表現を覚え始めた頃だったので、車の窓に張り付いてはハングルのサインを必死になって読もうとしていました。
韓国のかき氷が大好きです。冬でも食べる。
正直、その時の旅は、韓流ばっかり目で追っていて、記憶にあるのはちょっと3人でもめたことと、CDショップをハシゴして「オルマエヨ」(いくらですか)「カッカジュセヨ」(まけてください)を言いまくっていたことくらいです。あとコンビニの接客が最悪だったこと。
でもきっとその旅で、韓国は近いけど日本とはやっぱり違うな、とか、海外って結構近いな、とか、現地の人と話せるのって楽しいな、とか、今でも思うことに気づいたのだと思います。それからはチャンスがあればどこにでも行きたがるようになりましたから。
私を変えたハワイ旅行
海外での経験で、「これがなかったら、今の自分はないな」と思うことはいくつかあるけど、海外旅行2カ国目のアメリカ・ハワイは一番最初の経験でした。
それは、私の中学入学、姉の高校入学祝いに、3世帯でハワイ旅行に行った時。ハワイと言えば、それはそれは日本のみならず世界でも有名・人気の観光地です。12歳のココはそれだけでとっても嬉しかった。ハワイ旅行なんて周りでしてる子はいなかったし、かっちょええやん〜と少し鼻が高かった。
ホテルの部屋から撮った写真。こんな綺麗な海を自分の目で見るのは初めてだった。
その時は、ツアーで、すんごい典型的な、楽で安心な観光でした。
ジャンボタクシーで移動して、ガイド付きの2階建てバスで、話を左から右に流しつつボーッと外を眺めている感じ。エッグスンシングスの前の行列(ほぼほぼ日本人)に並んで、あの大量にホイップクリームが乗っかったパンケーキを食べて、もういいわ、気分悪い。ふーんあれがカメハメハ大王ねー。えー降りて写真撮るのー?暑いし眠いしめんどくさー。そんな感じ。
でも、その時はそれはそれで楽しかった。
バスから眺める景色は、確かに、私からしてみれば本当の「外国」だった。
韓国ももちろん外国だし、街並みも言葉も違う。だけどなんだか馴染みやすさはあって、同じアジアだし、明洞の繁華街なんかを歩けば、従業員の、かなり勉強された日本語での呼び込みが飛び交うし。
ハワイには日本人も日系人も多くて、日本語が通じちゃったりするところが多いんだけど、そこはアメリカだから。少し郊外まで行けば、東アジアには無いような、可愛くて低い一軒家が立ち並んでいたり、あの「ザ・アメリカン」な黄色いスクールバスがあったり。
ただ外を眺めるだけでいちいち楽しかった。
アメリカには、Whole Foods っていうオーガニック系スーパーがあるんですけど、日本人観光客向けの現地のバスに乗ってそこに行ったんです。そこで、美味しそうな麦のパンがあって、カウンター越しにいるお兄さんに、ブロークンな英語で「一切れください」みたいなニュアンスのことを言ってみました。
そしたらそのお兄さん、少し はにかんで頷いて、パンをくれたんです。その時の表情が、よく説明できないけど、とっても良くって。つたない英語でも、ちゃんと自分で注文して、ちゃんと伝わったのも嬉しかったし、その気持ちがお兄さんにも通じてる気がした。他の人から見たらなんとも思わなかったかもしれないけど、なんか私はジーーンときてしまって。
そのときですかね、これは日本にはないや、って思ったのは。
日本では、働きたくないって思いながら働いてる人が多いかも、と思ったんです。少なくとも私の周りには、楽しそうに仕事に行ってる人はいなかった。で、このお兄さんはきっとだけど、楽しんで仕事をしている気がした。こんな風になりたい、と思った。自分の好きなことをして、将来は楽しみながら仕事をしたいと思ったんです。
旅をしながら、文章を書きたい。
そして何をしたいか考えたけど、その時にふわんっと頭に浮かんだのは、旅をしながら、その出来事を書くということでした。その12歳の時に書いた日記には、こう書いてあります。
もし旅をしながら本でも書いて、それで食べていけるなら、それ以上に幸せなことはないと思う。
もちろん、それからずっと本気で作家を目指してきたわけではなく、気分屋の私の「将来の夢」的なものが幾度となく変化してきました。笑
それからキャビンアテンダントになりたいとか、空港で働きたいとか、ホテルウーマンになりたいとか、国連で働きたいとか、記者になりたい、旅行雑誌の編集がしたい、日本語教師になりたい、バイヤーになって海外で買い付けがしたい、、
でもそれらのベースになっているのは、いつも旅と外国でした。
とにかく、旅行がしたい。海外に行きたい。見たことないものを見て、食べたことのないものを食べたい。旅行先で出会う、もう会うこともない人となんてこともない会話をしたい。綺麗な瞬間、嫌な瞬間、不機嫌な瞬間、おいしい瞬間、くさい瞬間、悲しい瞬間。色々あるけど、心動かさせられた瞬間たちを、覚えていたい。何の役にも立たないかもしれないけど、忘れたくない。
そんな気持ちで、今まで14カ国くらいを、ほとんどの場合家族と、時には1人、たまに友達や恋人と旅をしてきたけれど、毎回長さに違いはあれども自分用に旅行記を書いてきました。忘れたくないことやどうでもいいことまで、事細かく。
ツアー旅行は絶対、、。
ハワイの旅が、自分の旅行に対する価値観を形成した旅第1号。第2号は、おばあちゃん、おじいちゃんと行ったスペイン旅行です。中2の時のことでした。
1週間くらいの日程で、結構な大人数のグループでのツアーパッケージ旅行でした。スペインの有名都市は全部バスなり飛行機なりで巡る忙しいツアーで、2日に一回くらいのペースでホテルも変わりました。そのグループは大人の方たちばっかりで、子どもは私と19歳の男の子だけ(その彼をなんかめっちゃ意識してしまう少女ココであった)。
ツアーでは世界遺産がキーだったんですかね、色んなカテドラルを見て回った記憶ばっかりです。あとフラメンコ見たりしましたね。とにかく鉄板中の鉄板って感じで、本当にティピカルなスペインツアーでした。
地方もたくさん回った。名前は覚えてない。
私ときたら、終始あんま楽しくないなーと思っていて。
もちろん綺麗な教会とか見たら感動したし、ヨーロッパの町並みはずっといいなと思ってたので、その中を歩いていると夢ごごちになったりはするんですよ。
おばあちゃんおじいちゃんと来てるから、そりゃツアーの方が色々見て回るのは楽なんだろうけど、スケジュールがハードだし、逆に疲れるんですよね。
しかも、その時は夏でかなり暑かった。外でガイドさんが長々と、その遺産について説明するのを立ったまま聞いて。それで勉強熱心なおばさまが質問なんてしたら、私はほんと勘弁してよ〜って思ってたね。ツアーにはご飯も全部ついてたけど、味もほとんどの場合イマイチで。観光するにも、自由時間も、何をするにも時間が限られてるし、別に興味ない所でも私だけ行かないっていうのは、まあないし。
こんな旅行だったせいか、どこの地方に行って、どんなことを知って、どこのホテルに泊まったなんてこと、全く思い出せないんですよ。集団で、決まったスケジュールに沿って行動する(させられる)とやっぱり心まで届いてくるものが少ないんだと思います。
旅行は自分で作るもの。旅行は自分の意思で動かすもの。そうじゃないと、意味はない。
そんなことに、その旅行を通して気づかされました。
レストランでかっこいいお兄さんにメアドを渡されたり、そこのレストランでパンを英語でちゃんと頼めたり(私なんかパンばっか頼んでるな)、嬉しかった思い出もあるけど、その旅で「何があっても、もう二度とツアー旅行には絶対に参加しない」と心に決めました。
何で今、旅ブログ?
で、なぜ今になって旅ブログを始めようと思ったかと言うと、先に申し上げたように留学ブログが行き詰まったっていうのもあるけど、一番は旅行の内容が濃くなってきたことが理由。
ずっと旅行先のことはママに頼ってばかりだったけど、だんだんと大人になっていくにつれて、自分で行きたい店を調べたり、友達に会うために1人でヨーロッパに行ったり、彼氏と電車で2日かけてシアトルまで行ったりするようになりました。まさしく、私の理想とする「自分で作る旅」が出来るようになってきたんですね。
そしたら、日記だけじゃなんだか物足りないと思うようになりました。今までは、どこにでもあるような旅行をしてきたから、公にする程でもなかった。だけど、自分の旅がちょっとずつオリジナルになっていくにつれて、「こんな旅もあるんだよ!」と周りに知らせたくなってきたんだと思います。
かといって、友達に旅の話ばっかりしてると、何かうざったいじゃないですか。旅行してるアピールと思われるだろうし、第1私の旅行なんて、周りの人間は興味ない。でも、こんな私の書くつたない文章でも、面白いと思って読んでくれる人がいるならいいじゃないか。ということで、旅ブログをここからスタートします。
そして1人だけでも多くの人が、「ええ、こいつでもこんなこと出来たから、自分もできんじゃね」と思って、オリジナルな旅をしていけたらいいなと思いつつ。