【はじめまして】14カ国旅した女子大生ココが旅ブログ始めます
こんにちは!ココと申します。
わたくし、こちらでブログをやっていたものでございます。
要するにアメリカ高校留学中の出来事だったり、それから学んだことだったりを書いています。
ですがよ、私、もう大学生も2年目となりまして、おいあんたいつまで高校のこと書いてんの状態でございます。
最初こそ勉強そっちのけで夢中になってやってましたが、もう結構書き尽くしてしまった模様であります。
ということで、ついに、旅行について書いていこうと。
(ついにって言うのは、もともと旅行系サイトでライターの仕事をしたいと思ってたんです。でもとあるサイトの募集要項で「ブロガーの経験あり」っていうのを見て、はてなブログにページを作ったんです。その時は留学後でそのことにも書きたかったので、まず留学ブログを始めました。んで思ったより楽しくなっちゃって、気づいたら1年以上更新を続けていました。)
何で旅ブログ?
なぜ旅行かと言うと、母や祖母からの影響だと思います。
私が子どもの頃から海外によく連れて行ってくれていたせいか、海外や旅行のことばかりを考えて生きてきました。
特におばあちゃんは普通のお年寄りにしちゃあ、かなりの海外通で、若い時から今まで沢山の国を旅してきた、超かっこいいばあちゃんなんです。最近ではビルボードにランクインされた曲も、私より知ってるし、おっしゃれな Khalid なんか聞いちゃったり。71歳よ。可愛いでしょ。
私のママもそんなおばあちゃんの影響を受けてなのか、洋楽を聴いて育ったので、私も小さい時から洋楽を聴いてきました。今では旅行の友として、一緒に色んな国に行ってます。
そんなチビココは、物ごごろもついた時から、ビートルズのイエローサブマリンのPV(知ってる人は分かるけど、あれ見てたらダイブ変な気分になります)が気に入ったそうで、繰り返し見ていたのを覚えています。
日本で、日本人の家族と、日本語を話して暮らしてきた、どこにでもいるような子どもでしたが、家族の趣向のせいで海外は割と近くに感じながら生きてきた、という感じです。
ココの初海外
初めての海外は、小学校6年の時。韓国・ソウルでした。
おばあちゃん、姉、私の3人での旅でした。その頃は3人とも韓流・K-pop にゾッコンでして、かなりテンションが上がっていたのを覚えています。街中で見る、東方神起や Big Bang のポスターなんかを見てはお姉ちゃんと騒いでいました。
飛行機には東京に行く際に何度も乗ったことがあったし、私の住む九州からソウルは東京までとそんなに変わらないので、楽しみではあったけど、最初はそんなに新鮮な気持ちでもなかった。
でも、降り立って韓国語のサインを見たり、韓国人のガイドさんがホテルに行く途中の車の中で、片言の日本語で色々話していたり、そういうのを見ると「自分は日本にいないんだ」「本当に韓国に来たんだ」と胸がいっぱいでした。東方神起が好きすぎて、ハングルや簡単な表現を覚え始めた頃だったので、車の窓に張り付いてはハングルのサインを必死になって読もうとしていました。
韓国のかき氷が大好きです。冬でも食べる。
正直、その時の旅は、韓流ばっかり目で追っていて、記憶にあるのはちょっと3人でもめたことと、CDショップをハシゴして「オルマエヨ」(いくらですか)「カッカジュセヨ」(まけてください)を言いまくっていたことくらいです。あとコンビニの接客が最悪だったこと。
でもきっとその旅で、韓国は近いけど日本とはやっぱり違うな、とか、海外って結構近いな、とか、現地の人と話せるのって楽しいな、とか、今でも思うことに気づいたのだと思います。それからはチャンスがあればどこにでも行きたがるようになりましたから。
私を変えたハワイ旅行
海外での経験で、「これがなかったら、今の自分はないな」と思うことはいくつかあるけど、海外旅行2カ国目のアメリカ・ハワイは一番最初の経験でした。
それは、私の中学入学、姉の高校入学祝いに、3世帯でハワイ旅行に行った時。ハワイと言えば、それはそれは日本のみならず世界でも有名・人気の観光地です。12歳のココはそれだけでとっても嬉しかった。ハワイ旅行なんて周りでしてる子はいなかったし、かっちょええやん〜と少し鼻が高かった。
ホテルの部屋から撮った写真。こんな綺麗な海を自分の目で見るのは初めてだった。
その時は、ツアーで、すんごい典型的な、楽で安心な観光でした。
ジャンボタクシーで移動して、ガイド付きの2階建てバスで、話を左から右に流しつつボーッと外を眺めている感じ。エッグスンシングスの前の行列(ほぼほぼ日本人)に並んで、あの大量にホイップクリームが乗っかったパンケーキを食べて、もういいわ、気分悪い。ふーんあれがカメハメハ大王ねー。えー降りて写真撮るのー?暑いし眠いしめんどくさー。そんな感じ。
でも、その時はそれはそれで楽しかった。
バスから眺める景色は、確かに、私からしてみれば本当の「外国」だった。
韓国ももちろん外国だし、街並みも言葉も違う。だけどなんだか馴染みやすさはあって、同じアジアだし、明洞の繁華街なんかを歩けば、従業員の、かなり勉強された日本語での呼び込みが飛び交うし。
ハワイには日本人も日系人も多くて、日本語が通じちゃったりするところが多いんだけど、そこはアメリカだから。少し郊外まで行けば、東アジアには無いような、可愛くて低い一軒家が立ち並んでいたり、あの「ザ・アメリカン」な黄色いスクールバスがあったり。
ただ外を眺めるだけでいちいち楽しかった。
アメリカには、Whole Foods っていうオーガニック系スーパーがあるんですけど、日本人観光客向けの現地のバスに乗ってそこに行ったんです。そこで、美味しそうな麦のパンがあって、カウンター越しにいるお兄さんに、ブロークンな英語で「一切れください」みたいなニュアンスのことを言ってみました。
そしたらそのお兄さん、少し はにかんで頷いて、パンをくれたんです。その時の表情が、よく説明できないけど、とっても良くって。つたない英語でも、ちゃんと自分で注文して、ちゃんと伝わったのも嬉しかったし、その気持ちがお兄さんにも通じてる気がした。他の人から見たらなんとも思わなかったかもしれないけど、なんか私はジーーンときてしまって。
そのときですかね、これは日本にはないや、って思ったのは。
日本では、働きたくないって思いながら働いてる人が多いかも、と思ったんです。少なくとも私の周りには、楽しそうに仕事に行ってる人はいなかった。で、このお兄さんはきっとだけど、楽しんで仕事をしている気がした。こんな風になりたい、と思った。自分の好きなことをして、将来は楽しみながら仕事をしたいと思ったんです。
旅をしながら、文章を書きたい。
そして何をしたいか考えたけど、その時にふわんっと頭に浮かんだのは、旅をしながら、その出来事を書くということでした。その12歳の時に書いた日記には、こう書いてあります。
もし旅をしながら本でも書いて、それで食べていけるなら、それ以上に幸せなことはないと思う。
もちろん、それからずっと本気で作家を目指してきたわけではなく、気分屋の私の「将来の夢」的なものが幾度となく変化してきました。笑
それからキャビンアテンダントになりたいとか、空港で働きたいとか、ホテルウーマンになりたいとか、国連で働きたいとか、記者になりたい、旅行雑誌の編集がしたい、日本語教師になりたい、バイヤーになって海外で買い付けがしたい、、
でもそれらのベースになっているのは、いつも旅と外国でした。
とにかく、旅行がしたい。海外に行きたい。見たことないものを見て、食べたことのないものを食べたい。旅行先で出会う、もう会うこともない人となんてこともない会話をしたい。綺麗な瞬間、嫌な瞬間、不機嫌な瞬間、おいしい瞬間、くさい瞬間、悲しい瞬間。色々あるけど、心動かさせられた瞬間たちを、覚えていたい。何の役にも立たないかもしれないけど、忘れたくない。
そんな気持ちで、今まで14カ国くらいを、ほとんどの場合家族と、時には1人、たまに友達や恋人と旅をしてきたけれど、毎回長さに違いはあれども自分用に旅行記を書いてきました。忘れたくないことやどうでもいいことまで、事細かく。
ツアー旅行は絶対、、。
ハワイの旅が、自分の旅行に対する価値観を形成した旅第1号。第2号は、おばあちゃん、おじいちゃんと行ったスペイン旅行です。中2の時のことでした。
1週間くらいの日程で、結構な大人数のグループでのツアーパッケージ旅行でした。スペインの有名都市は全部バスなり飛行機なりで巡る忙しいツアーで、2日に一回くらいのペースでホテルも変わりました。そのグループは大人の方たちばっかりで、子どもは私と19歳の男の子だけ(その彼をなんかめっちゃ意識してしまう少女ココであった)。
ツアーでは世界遺産がキーだったんですかね、色んなカテドラルを見て回った記憶ばっかりです。あとフラメンコ見たりしましたね。とにかく鉄板中の鉄板って感じで、本当にティピカルなスペインツアーでした。
地方もたくさん回った。名前は覚えてない。
私ときたら、終始あんま楽しくないなーと思っていて。
もちろん綺麗な教会とか見たら感動したし、ヨーロッパの町並みはずっといいなと思ってたので、その中を歩いていると夢ごごちになったりはするんですよ。
おばあちゃんおじいちゃんと来てるから、そりゃツアーの方が色々見て回るのは楽なんだろうけど、スケジュールがハードだし、逆に疲れるんですよね。
しかも、その時は夏でかなり暑かった。外でガイドさんが長々と、その遺産について説明するのを立ったまま聞いて。それで勉強熱心なおばさまが質問なんてしたら、私はほんと勘弁してよ〜って思ってたね。ツアーにはご飯も全部ついてたけど、味もほとんどの場合イマイチで。観光するにも、自由時間も、何をするにも時間が限られてるし、別に興味ない所でも私だけ行かないっていうのは、まあないし。
こんな旅行だったせいか、どこの地方に行って、どんなことを知って、どこのホテルに泊まったなんてこと、全く思い出せないんですよ。集団で、決まったスケジュールに沿って行動する(させられる)とやっぱり心まで届いてくるものが少ないんだと思います。
旅行は自分で作るもの。旅行は自分の意思で動かすもの。そうじゃないと、意味はない。
そんなことに、その旅行を通して気づかされました。
レストランでかっこいいお兄さんにメアドを渡されたり、そこのレストランでパンを英語でちゃんと頼めたり(私なんかパンばっか頼んでるな)、嬉しかった思い出もあるけど、その旅で「何があっても、もう二度とツアー旅行には絶対に参加しない」と心に決めました。
何で今、旅ブログ?
で、なぜ今になって旅ブログを始めようと思ったかと言うと、先に申し上げたように留学ブログが行き詰まったっていうのもあるけど、一番は旅行の内容が濃くなってきたことが理由。
ずっと旅行先のことはママに頼ってばかりだったけど、だんだんと大人になっていくにつれて、自分で行きたい店を調べたり、友達に会うために1人でヨーロッパに行ったり、彼氏と電車で2日かけてシアトルまで行ったりするようになりました。まさしく、私の理想とする「自分で作る旅」が出来るようになってきたんですね。
そしたら、日記だけじゃなんだか物足りないと思うようになりました。今までは、どこにでもあるような旅行をしてきたから、公にする程でもなかった。だけど、自分の旅がちょっとずつオリジナルになっていくにつれて、「こんな旅もあるんだよ!」と周りに知らせたくなってきたんだと思います。
かといって、友達に旅の話ばっかりしてると、何かうざったいじゃないですか。旅行してるアピールと思われるだろうし、第1私の旅行なんて、周りの人間は興味ない。でも、こんな私の書くつたない文章でも、面白いと思って読んでくれる人がいるならいいじゃないか。ということで、旅ブログをここからスタートします。
そして1人だけでも多くの人が、「ええ、こいつでもこんなこと出来たから、自分もできんじゃね」と思って、オリジナルな旅をしていけたらいいなと思いつつ。